マウスジェスチャー
マウスジェスチャーとは、通常ボタンをクリックしたりメニューから選択したり、キーボードショートカットで実行したりする様々なOperaの操作を、マウスを使って実行する方法です。マウスを右クリックした状態で特定の方向へ動かしたり、マウスのボタンやホイールを組み合わせる事で、様々な操作を実行できます。
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[編集] ジェスチャーの有効・無効
Opera動作中に初めてジェスチャーを実行をすると、『マウスジェスチャーを有効にしますか?』と言うダイアログが表示されます。そこで「はい」ボタンを押すと、マウスジェスチャーが有効になります。 また設定ダイアログでも有効・無効を切り替える事ができます。方法は、"詳細設定 > ショートカット"の『マウスジェスチャーを有効にする』にチェックを入れると、有効になります。逆にチェックを外すと、無効になります。
[編集] 主なジェスチャー
よく使われるジェスチャーとしては、次のようなものがあります。なお一番上のジェスチャー「右クリック + ←」と言うのは、「右クリックを押したままマウスを左に動かして、その後右クリックを離す」と言う動作を表しています。
ジェスチャー | 動作 |
---|---|
右クリック + ← | 履歴を戻る(前に表示していたページを表示する) |
右クリック + → | 履歴を進む |
右クリック + ↓ + → | 表示しているページを閉じる |
右クリック + ホイールを動かす | 表示しているタブを切り替える |
右クリック + ↓ | 新規ページを表示する |
[編集] カスタマイズ
設定ダイアログの"詳細設定 > ショートカット"の『マウス設定』で、マウスジェスチャーをカスタマイズする事ができます。手順は以下の通りです。
- 編集したい「マウス設定」を選択。(※初めてカスタマイズする時は、「Opera Standard」を選択して下さい。)
- 「編集」ボタンを押す。
- 設定を変更またはジェスチャーを新規追加する。
- 「OK」ボタンを押して設定を保存する。
ちなみにユーザー独自のマウスジェスチャーの設定は、設定フォルダの「mouse」フォルダに保存されます。また「3」で既存のジェスチャーや処理を探す場合は、ダイアログ上の検索窓に入力して絞り込む方法が、便利です。
次に具体的な編集方法ですが、ジェスチャー設定ダイアログの『入力内容・ショートカット』欄にはジェスチャーを、『処理』の欄にはアクションコマンドを入力する事になります。ジェスチャーもアクションコマンドも、ともに簡単な英単語で構成されています。主なジェスチャーは、次の通りです。(アクションコマンドについては、記事「アクション一覧」をご覧下さい。)
ジェスチャー名 | 実行するジェスチャー |
---|---|
GestureRight | 右クリック + → |
GestureLeft | 右クリック + ← |
GestureDown | 右クリック + ↓ |
GestureDown, GestureLeft | 右クリック + ↓ + ← |
GestureDown, FlipBack | 右クリック + ↓ + 左クリック |
GestureLeft shift | (「Shift」キーを押した状態で)右クリック + ← |
FlipBack[1] | 右クリック + 左クリック |
FlipForward[1] | 左クリック + 右クリック |
Button6 | マウスの第6ボタンを押す |
[編集] その他
- 「mouse.ini」を直接編集することで、マウスジェスチャーを変更する事もできます。
- Linuxなどで使われる3ボタンマウスのセンターボタンでリンクをクリックした時の動作は、設定ダイアログの"詳細 > ショートカット"の「センタークリックのオプション」ボタンをクリックすると表示されるダイアログで設定できます。
- 設定ダイアログの"詳細 > ショートカット"で『「進む」と「戻る」を左手用に設定する」にチェックを入れると、通常右クリックをした状態で左にマウスを動かすと行なわれる「戻る」の動作が実行されますが、これが「進む」の動作になります。また逆に通常右クリックをした状態で右にマウスを動かすと「進む」の動作が実行されますが、これが「戻る」の動作になります。
- マウスジェスチャーはボタンやホイールとカーソルの動きで操作するものであるのに対して、ロッカージェスチャーはカーソル挙動なしで操作するものです。
[編集] 脚注