フォント設定
フォント設定を変更するには、"設定ダイアログを用いる方法"と"設定ファイルを直接編集する方法"の2つの方法があります。
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[編集] 設定ダイアログ
設定ダイアログの"詳細設定 > フォント"でフォント全般の設定ができます。
設定ダイアログの「ウェブページ」タブにもフォントの項目がありますが、これは設定ダイアログの"詳細設定 > フォント設定"で設定できる「ウェブページ:通常のテキスト」と「整形済みテキスト<pre>」と同じです。また、実はこれらの設定は実際には反映されないと言うバグがあります。
各項目の適用範囲は以下の通りです。
- ウェブページ:通常のテキスト
- フォント指定されていないテキストに適用されます。ただしバグにより無効です。
- 整形済みテキスト<pre>
- 整形済みテキスト要素に適用されます。ただしバグにより無効です。
- フォント: 明朝(Serif)
- {font-family:serif} 指定された要素に適用されます。一般的に明朝系のフォントを指定します。
- フォント:ゴシック(Sans-serif)
- {font-family:Sans-serif} 指定された要素に適用されます。一般的にゴシック系のフォントを指定します。
- フォント:等幅(monospace)
- {font-family:monospace} 指定された要素に適用されます。一般的に等幅フォントを指定します。
- 見出し1<h1>~<h6>
- 見出し要素に適用されます。
[編集] 文字別フォント
前項のようバグを回避し意図通りのフォントを反映させるには、設定ダイアログの「フォント」設定の「文字別フォント」で、全ての文字コードセットにそれぞれフォントを指定する必要があります。なお、「自動選択」は反映されない「ウェブページ:通常のテキスト」と「整形済みテキスト<pre>」が継承されているだけですので、「自動選択」以外のフォントを指定する必要があります。
- CJKの記号及び句読点 [CJK Symbols and Punctuation]
- 日本語(カタカナ) [Katakana]
- 日本語(ひらがな) [Hiragana]
- 日本語(漢字) [Kanji]
- 半角・全角形 [Halfwidth and Fullwidth Forms]
- 一般句読点 [General Punctuation]
[ ]内は英語名
各国語の指定は以下を参考にするといいかもしれません。
[編集] 設定ファイル
opera:config#Fonts や、 opera6.ini の編集で同様の設定が可能です。ただし、設定ダイアログにはないような特別なカスタマイズが可能なわけではありません。
Operaを終了させたらopera6.iniをテキストエディタで開き
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Opera\Opera\profile\opera6.ini
[Fonts],[CSS Generic Font Family]セクションを書き換えUTF-8で保存してください。
以下は Opera9.5 + WindowsXP日本語環境でのフォント設定です。
[Fonts] Normal=16,4,0,0,0,0,MS Pゴシック PRE=13,4,0,0,0,0,MS ゴシック EmailCompose=13,4,0,0,0,0,MS ゴシック Email=13,4,0,0,0,0,MS ゴシック Menu=12,4,0,0,0,0,MS UI Gothic Toolbar=12,4,0,0,0,0,MS UI Gothic Dialog=12,4,0,0,0,0,MS UI Gothic Panel=12,4,0,0,0,0,MS UI Gothic Tooltip=11,4,0,0,0,0,Tahoma Normal=16,4,0,0,0,0,MS Pゴシック PRE=13,4,0,0,0,0,MS ゴシック Form.Text=13,4,0,0,0,0,MS ゴシック Form.Input=13,4,0,0,0,0,MS Pゴシック Form.Button=13,4,0,0,0,0,MS Pゴシック H1=29,7,0,0,0,0,MS Pゴシック H2=21,7,0,0,0,0,MS Pゴシック H3=18,7,0,0,0,0,MS Pゴシック H4=16,7,0,0,0,0,MS Pゴシック H5=14,7,0,0,0,0,MS Pゴシック H6=12,7,0,0,0,0,MS Pゴシック
[CSS Generic Font Family] Serif=MS P明朝 Sans-Serif=MS Pゴシック Cursive=Comic Sans MS Fantasy=Impact Monospace=MS ゴシック
[編集] Linuxでのフォント設定
LinuxでのOperaはフォントが汚いことで有名ですが、Opera 9.5以降で大分改善されました。
詳しく調べて下さった方がいるので、こちらに M+IPA フォントの場合と IPA モナーゴシックの場合をまとめておきます。
[編集] 設定画面から
以下を設定画面または opera6.ini から設定することで、特に指定の無い限りはすべてゴシック体のフォントを使うようになります。(括弧の外の部分は M+IPA フォントを使う場合で、括弧の中は IPA モナーフォントを使う場合です。どちらか一方だけ選択してください。)
メール作成:M+1M+IPAG(IPA モナー ゴシック) メール表示:M+1M+IPAG(IPA モナー ゴシック) ブラウザ表示欄:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) ブラウザツールバー:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) ブラウザダイアログ:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) ブラウザパネル:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) ブラウザツールチップ:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) ウェブページ:通常のテキスト:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 整形済みテキスト <pre>:M+1M+IPAG(IPA モナー ゴシック) 複数行のテキスト入力フォーム:M+1M+IPAG(IPA モナー ゴシック) 1行のテキスト入力フォーム:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) フォームのボタン:M+1P+IPAG(IPA モナー UIゴシック) フォント:明朝(Serif):IPA モナー P明朝(IPA モナー P明朝) フォント:ゴシック(Sans-serif):M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) フォント:手書き(Cursive):M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) フォント:装飾文字(Fantasy):M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) フォント:等幅(Monospace):M+1M+IPAG(IPA モナー ゴシック) 見出し <h1>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 見出し <h2>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 見出し <h3>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 見出し <h4>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 見出し <h5>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック) 見出し <h6>:M+1P+IPAG(IPA モナー Pゴシック)
[文字別フォント] プロポーショナルフォント&等幅フォントは自動選択
[編集] Core X Fonts を無効にする
上の設定で普通のサイトは綺麗に表示されるようになりますが、もしサイト側の CSS で Helvetica などのフォントが設定されていた場合に汚いフォントで表示されます。また、一部のページで「ー」が「+」と表示されたりしてしまうことがあります。その場合は、opera:config#UserPrefs|EnableCoreXFonts のチェックを外します。
[編集] font.ini を修正する
font.ini は Linux 版専用の設定ファイルです。以下のディレクトリに存在します。
/usr/share/opera/ini/font.ini # Ubuntu の場合 /opt/share/opera/ini/font.ini # Gentoo の場合 /usr/share/opera/defaults/font.ini # Opera 10 snapshot (build 4268) 以降で Ubuntu の場合
これを修正し (root 権限が必要です)、
family:kochi*=japanese good try-first
となっている部分を
family:M+1P+IPAG=japanese good try-first
や
family:IPA*=japanese good try-first
などに変更してください。(あくまでも一例です)
詳しくは こちら を参照してください。
[編集] Opera 10 でまたフォントが汚くなった
現在アルファ版の Opera 10 をインストールすると、またフォントが汚くなる場合があるようです。
その場合は font.ini の
family:baekmuk*=korean good try-first
という部分をコメントアウトすれば解決するそうです。
;family:baekmuk*=korean good try-first
こちらを参考にしました。