Project:Version/Opera9.x
目次 |
[編集] Opera 9.27 正式版
Opera 9.27の正式版が出ました。(2008-04-03)
- Build番号は Win 8841 / Mac 3731 / Unix 709 です。
[編集] Opera 9.26 正式版
Opera 9.26の正式版が出ました。(2008-02-19)
- Build番号は Win 8835 / Mac 3727 / Unix 698 です。
[編集] Opera 9.25 正式版
Opera 9.25の正式版が出ました。(2007-12-19)
- Build番号は Win 8827 / Mac 3721 / Unix 687 です。
[編集] Opera 9.24 正式版
Opera 9.24の正式版がリリースされました。(2007-10-17)
- 2件の脆弱性が修正されています。
[編集] Opera 9.23 正式版
Opera 9.23の正式版が出ました。(2007-08-14)
- Build番号は Win 8808 / Mac ???? / Unix ??? です。
- スピードダイヤルとMozillaのjsfunfuzzツール使用時にクラッシュする脆弱性が修正されています。
[編集] Opera 9.22 正式版
Opera 9.22の正式版が出ました。(2007-07-19)
- Build番号は Win 8801 / Mac ???? / Unix ??? です。
- 脆弱性が5件修正されています。9.21以下のヴァージョンを使用している人はアップデートして下さい。
[編集] ダウンロード
- http://jp.opera.com/download/
- 国際版と英語版とクラシック英語版の3種類があります。クラシック版は従来通りのOpera社謹製インストーラーで、国際版と英語版はMS Installerによるパッケージです。英語版は国際版から各国の言語ファイルを取り除いたものです。日本語向けとしてインストールしたいなら、国際版をダウンロードします。
[編集] インストール
- 国際版をダウンロードして実行すると、インストール開始時に言語の選択が可能。そこで日本語を選択すれば日本語向Operaとしてインストールされます。
- クラシック版をインストールし、別途準備したja.lngを入れて日本語化する方法もあります。各国語の言語ファイルがインストールされない分、7MBものディスクの節約になります。
- Opera9.x系のメールクライアント(旧M2)は、Opera8.x系とはアカウント管理系のフォーマットが変更になりました。フォーマットの変換は自動で行われるものの、元には戻れないので注意。(その変換もちょっと変らしい)Opera8.x系のメールデータをそのままOpera9.0へ移行させるつもりの人は、バックアップを取ってから行うのが吉。
- その他、Opera8.5に上書きインストールすると障害が出ると言う報告が多数あります。と言う事で、上書きインストール厳禁です。
- Opera9.0x→Opera9.02への上書きインストールは大丈夫です。
- Opera9.0x→Opera9.10では、Wandデータの保存形式が変更になりました。上書きインストールは可能ですが、元のヴァージョンには戻れなくなるので、上書きインストールの前にバックアップを忘れない様に!
- Opera9.10→Opera9.20については、今の所、情報はありません。(障害はないみたいですが、ビミョ~な所で細部に差異がある様です)
[編集] ピックアップ
- Create search超便利。検索サイトの入力欄を右クリックするだけ…。yahoo.co.jpとかで試してみると感動しますよ。
- Bittorrentが帰ってきた。
- Block contentもかなり便利。いらない画像やFlashは即さようならできる。
- タブにポインタしたときにサムネイルが出るのはすぐ気がついたと思うけど、Ctrl+Tab時にサムネイルを出すようにも出来る。かなり便利
- 初回起動時絶対に驚くブックマーク自動インポート。
- デフォルトブラウザに設定されているものから勝手にインポートしてくれるようです。
- Widgetsは…将来に期待かな。とは言えかなり増えてきた希ガス
- RSSリーダがやっと実用レベルに。
- Firefoxに近づいている気配。
- キーアサイン(ctrl-Nで別アプリウィンドウ、ctrl-Tで新しいタブ。)
- カスケードウィンドウサポート。
- フィッシング防止機能がcool。アドレスバーにサイトの信頼度が表示される。
[編集] バグ?
使用中に気になるバグです。サイト依存のバグはまた別問題、だと思う。
- hoverが指定されているリンクで、文字列選択の選択状態の表示がおかしい。
- リンクを開く方法により、画像の表示/非表示、作成者モード/ユーザーモードの状態が継承されたりされなかったりする。
- [F2]のURL指定open時に「opera-wiki」と打って開いたら、ツールバーなどのカスタマイズ内容が初期化された!?(build 8502/English)
- 国際版インストーラーの「アップデート」にはなにかと問題があるようです (build 8501/国際版)
- ウェブページの色の初期値が、背景・リンク、全て「黒」になっている。(build 8501/国際版)
- ロードしたページが極端にズームされることがある(build 8501)
開いているページを全て閉じて、アドレスバーからページを開くとそうなる。グーグルとか。- Preference-Web pagesのPage zoomの初期値が1000になっている。ここを修正すればOK。
極端にズームされて表示されたページのサムネイルも極端なズームのイメージのまま(build 8501)- 上のようにpreferenceの初期値の問題なのでサムネイル自体は意図通り動作していると言える
- 英語⇒日本語翻訳が動作しない
- infoseek翻訳リニューアルにより再発してます
- とりあえずsearch.iniを参照してください
ニュースフィードの名前をプロパティで変更しようとしても変更が適用されない (build 8501)- Build8509で修正
- javascriptによってマウスホイールで上スクロールできなくなる。
document.addEventListener('mousewheel', function(){}, false);
このようなマウスホイールのイベントを監視するjavascriptを使用しているサイトではホイールによる上スクロールができなくなる。- Build8518で部分的に修正が入った模様
履歴のドキュメントを常にチェックするにしている場合、読み込みが終わったとたんに白い画面になることがある (build 8501)- Build8509で修正
- 読みこみが固まることがある
- ただし固まらなければVer8.5より早いのが困ったところ
スペックの低いマシン(報告者:Pen3/500MHz/192MB)では、固まった時点からメモリ・ページファイル使用率がグングン跳ね上がる。(Build8509から直った模様)
- 高確率でURL履歴が壊れる
- 終了処理の絡みではないと思う。ウチでは9にしてから明らかに壊れるようになった。(弥助)
ダウンロード履歴とNASファイルをダウンロードする時にLANにぶら下がったNASにダウンロードすると、ダウンロード履歴を消すまでOperaと履歴に残っているファイルと通信し続ける。(パケットキャプチャするとSMBパケット)ファイルが存在しているかを確認するための通信だと思われるが…
-
日本語が変なところで改行される- Ctrl+F11を押すと治ることが多い
- TP2で治った?
-
ページ内検索がまともに動作しないことがある- TP2で修正?
- Build8509で修正
-
opera:config とctrl+f12で出せる設定画面が同期しない- TP2で修正された?
JavaScriptなどで他タブが勝手にアクティブにされた後、キーボードショートカットが利かなくなる- http://orera.g.hatena.ne.jp/wireself/20040906
- いつのまにか修正された?
画像が多いサイトで画像表示の切りかえをして「キャッシュされた画像」を選択すると固まる…?- 検証中。とりあえず会社のナローな環境だと起きます
- どうも画像の多いサイトにはいつも以上に弱いっぽい…
- いつのまにか修正された?
Generic Font Familyの指定が効かないサイトでmonospaceとかserifとか指定してやっても、Operaのフォント設定で指定したフォントを使ってくれない- Build 8460で修正された模様
opera:config リンクが開けない(Mac版)- Build3418で修正された。
[編集] 変更点
- Opera 9.24 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/924/
- Opera 9.23 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/923/
- Opera 9.22 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/922/
- Opera 9.22 Weekly Build
- http://opera.yaske.com/index.php?Weekly%20Build#td82a517
- Opera 9.21 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/921/
- Opera 9.20 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/920/
- Opera 9.20 Weekly Build
- http://www.opera-wiki.com/index.php?Weekly%20Build#r0f7fb99 9.20
- Opera 9.10 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/910/
- Opera 9.10 Weekly Build
- http://www.opera-wiki.com/index.php?Weekly%20Build#ve2db784
- Opera 9.02 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/902/
- Opera 9.02 Weekly Build
- http://www.opera-wiki.com/index.php?Weekly%20Build#fe356db0
- Opera 9.01 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/901/
- Opera 9.01 Weekly Build
- http://www.opera-wiki.com/index.php?Weekly%20Build#rc545062
- Opera 9.00 正式版
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/900/
- Opera 9.0 Beta 2
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/900b2/
- Opera 9.0 Beta 1
- http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/900b1/
- Opera 9.0 Weekly Build
- http://www.opera-wiki.com/index.php?Weekly%20Build#zc3a1b47
[編集] Opera 9.0 Technology Preview 2
http://snapshot.opera.com/windows/w90p2.html
テスト版、人柱版です。(TP1よりはちょっとだけ安定?)
IMAPアカウントで、メールの同期の時に問題が発生した場合、アカウントの設定を開き、OKを押し、接続をリセットすること。
- ユーザーインターフェース
- Widget機能の追加。F6でWidgetモード。
- コンテンツブロック機能の追加。ページの右クリックメニューから設定可能。
- 検索エンジンの編集機能の追加。入力フォームを右クリックし、[Create search]から、検索エンジンが追加可能((めちゃくちゃ便利))。設定からも編集できる。
- BitTorrent機能が有効になった。
- サイト別設定機能の追加。
- ページの右クリックメニュー、F12などから、[Site preferences]を実行。
- タブのサムネイル機能追加。タブの上にマウスを持ってくると表示。
- 履歴パネルの日付別、サイト別表示が可能に。
- ソースビューアに構文ハイライト機能が追加
- CSSのエラーをメッセージコンソールにレポートする
- タブモードでは、すべてのページを閉じたときに、新しいタブを開く
- ローカルCSSは、指定のディレクトリに入れるようになった。
- バージョン情報 opera:about などもろもろに新しいスタイル
- opera:config は、設定を保存するのを知らせるようになった
- ブックマークや認証管理ダイアログがシンプルに
- Ctrl+Enterで、wwwとかを補完する。
- [貼り付けて移動]がCtrl+Bに変更
- メッセージとニュースフィード
- e-mailのヘッダのツールバーが新しく。
- IMAPフォルダの同期を改善
- IMAPフォルダ間でのメールの移動を改善
- IMAPの送信フォルダでメッセージが二重に表示されるのを修正
- メッセージが表示されないのを修正
- OPML形式のインポート/エクスポートのサポートを追加。ファイル > インポートとエクスポート から。
- 標準のメール表示はリネームされないようになった。言語ファイルでするように変更。
- 表題のないメールを送信するときに警告するようになった
- ユーザーCSSはメール、ニュース、チャットに適用されないようになった
- チャットとメールのツールバーに、スマイリーメニューを追加
- IRCチャットに、CTCP flood対策
- 表示
- CSS 3のopacityに対応
- メディア要素はいくつかのCSSの長さの単位に対応し、追加のメディア機能をチェックするようになった
- CSSの文法で、部分的に正しいもの(たとえば'1px solid notrecognised')は無視されるようになった。
- 印刷では、背景をscreenではなくprint mediaを使用するようになった
- テキスト装飾は、絶対配置のリンク上で保持されるようになった
- 属性セレクタは解決された値ではなく、指定されたURIの値を使用するようになった
- Button要素はdisplay:noneが有効に
- legendとfieldsetのスタイルについて複数の修正
- optionとoptgroup要素で文字と背景のカラーリングが有効に
- CSS属性セレクタがパーセントの認識に失敗するのが再発したのを修正
- ERA中の表の扱いを改善
- padding-right、align="justify"、ERAの配置を含むBIDIの改善。
- vertical-alignの扱いを改善
- CSS 3のUI属性の疑似クラスの扱いについて改善
- align属性は、TR, TBODY, THEAD, TFOOTなどで有効になった。ブロック配置は表やインラインテーブルから継承されない
- ユーザースタイルシートで、@importをサポート
- XMLでのalternateスタイルシートの扱いを修正
- 現在のCSS 3ワーキングドラフトの、-o-text-overflow:ellipsisや、text-overflow:ellipsis の対称性についてサポート
- 表中のdisplay:inlineの扱いを、CSS2.1仕様のアップデートにあわせて更新
- デフォルトの変更
- display:table中の無名のセルは、標準でvertical-align:middleとなった
- フォームのデフォルトのmargin-topは0となり、margin-bottom は 1emとなった。
- legendとfieldsetの標準のマージンとパディングをいくつか変更
[編集] Opera 9.0 Technology Preview 1
http://snapshot.opera.com/windows/w90p1.html
テスト版、人柱版です。
新しいIMAPクライアントやAcid2Testの進捗度や次期Operaの方向性に興味がないひとが使う必要はありません。
- レンタリングエンジン回りがかなりかわっています。
- 特にテーブル描画回りなどがかわっているようです
- Opera8までは正常だったのに9にしたら崩れるページ(Googleとか)はCtrl+F11を押してみると治ることが多いです
- opera:config がついた
- タブロックきたー!!
- Find in Pageで色がつくようになった
- ソースビューアーがついた
- Site-specific preferences
なお、このバージョンから、ページ→タブと用語が変更された。
[編集] FAQ
8.5までのFAQはやOpera日本語版をごらんください。
9.0以降に出現したFAQを日本語正式版が出るまでここに貯めとく計画。
[編集] タブを全部閉じたいけど、空白のタブが残ってしまう
opera:config#UserPrefs|AllowEmptyWorkspace にチェックを入れる。
設定画面からは
Ctrl+F12 -> Advanced -> Page -> Allow window with no tabs
[編集] 日本語翻訳関連が使えない
http://www.opera-wiki.com/index.php?FAQ%2F5.%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BA#u5d1eeda
と
http://www.opera-wiki.com/index.php?FAQ%2F5.%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BA#tc7f519d
を参照して直してやってください…
[編集] 消えた設定関連
[編集] スムーズスクロールの設定は?
[編集] 詳細設定->ブラウジング->描画のタイミングは?
opera:config#UserPrefs|FirstUpdateDelay
遅らせる秒数をms単位で記述します。デフォルト値は1000(1秒)です。
Opera8より遅くなったと思うひとや今迄「すぐに描画する」にしていたひとは
「0」にしてみることをお勧めします。
ついでにopera:config#UserPrefs|UpdateDelay も0にしてみると…。
なんだかすごい速さになりますが、恐らくCPU負荷などもかなり…。
回線速度によってはもっと多いほうが適当かもしれません。
FirstUpdateDelay とUpdateDelay の関係については以下で社員の方が説明してくれています。(英語)
http://groups.google.com/group/opera.customize.general/msg/d3a5136f9c662c34
- ユーザーがリンクなどをクリック
- 相手サーバーに要求を出してデータの取得スタート
- とりあえずFirstUpdateDelayに設定してある分だけ待つ
- ここまでで得られたデータを元に描画
- まだデータ取得完了していない場合、UpdateDelayに設定してある分だけ待つ
- ここまでで得られたデータを元に描画
- 5に戻る
ここから導かれる結論は…
- 回線が遅いひとはFirstUpdateDelayを多めに設定するといいかも
- CPUが遅いひとはFirstUpdateDelayとUpdateDelayを多めに設定するといいかも
[編集] BitTorrent関連
[編集] こんな機能使う気もないし使いたくもない。気持ち悪い。
普通にOperaを使っている限り、BitTorrent関連機能が動作することはまったくありません。.torrentファイルに触らなければまったく動作しない仕組みになっています。そしてついうっかり.torrentファイルに触ってしまったときでも、まず最初は必ずちゃんと警告が出ます。(補足:ただしこの警告文は日本語版が出ていない現在、もちろん英語で表示されます。)使う気がないユーザー、使いたくないユーザーはそこでキャンセルしてください。
又はopera:config#BitTorrent|Enable のチェックを外せば使えなくなります。
[編集] BitTorrentってなに?
Wikipedia:BitTorrentをどうぞ。
[編集] Winnyみたいで怖い
同じP2Pという仕組みを使ってはいますが設計思想がまったく違います。アップフォルダが無く、配布者の匿名性も無い。むしろSkypeやPeerCastに近いです。
BitTorrentにアップフォルダという概念はありません。あなたがBitTorrentを利用してダウンロードしている途中、またはダウンロード完了したものを他のひとに分けあたえるのみです。それ以外のファイルを勝手に流されることは仕組み上ありえません。しかし、何かのウイルスに感染して流されることはありえますが、それはBitTorrentになんら関係ありません。
Winnyは匿名性の面で非常に強い仕組みをもっていますが、BitTorrentに匿名性は皆無です。普通のダウンロードと同様と考えてもらってかまいません。ですから普通のダウンロードと同様にダウンロードしてきたファイルにウイルスが混在していることは当然ありえます。が、もし混入に気がついたなら配布元に文句を言えばいいだけです。そして気がついた配布者は直ちに配布を中止することができます。
またBitTorrentはでWinny等に見られる「ファイル名から中身を予想してダウンロード」という使い方は出来ません。 Opera9TP2から右クリック等から選択できる検索エンジンにBitTorrent Searchが追加されました。これに関しては後述します。
ダウンロードしたいファイルの情報が書かれたtorrentファイルと言われる物をWeb等から入手→実行→BitTorrentに登録→ダウンロードという流れになります。
信頼できる場所(例えば企業の公式サイト等)以外から入手したtorrentファイルを実行さえしなければウイルスをダウンロードしてしまう危険はゼロと言っていいでしょう。
今迄のネットワークだと、アクセスが集中すれば混雑してスピードは落ち、下手すればサーバーが落ち完全にダウンロード不可能になってしまいます。BitTorrentの素晴しい点はそのファイルにアクセスが集中すればするほど逆にダウンロードが早くなる点です。そのかわり、そのファイルに人気がないとものすごく遅いです。普通のダウンロードのが圧倒的に速い程度に。つまり使い分け、ということです。
[編集] じゃあ安全なの?
非常に残念なことではありますが、匿名性が無いにも関わらず海外でBitTorrentは違法ファイルの交換にさかんに使われています。これは海外では日本のように高速な回線がさほど普及しておらず、Winnyのような高速回線を使った匿名性を実現することが難しい、BitTorrentを使えば例え低速回線でもそれなりの速度でダウンロードが可能。という二点からでしょう。
TP2でBitTorrent検索サイトを簡単に利用できるようになりました。適当なキーワードで検索すれば違法ファイルが山のようにヒットするでしょう。それは一見宝の山に見えます。しかしよく見るとその近くには白骨化した死体が見つかるでしょう。例えばこのような…
怖くなりましたか?しかし通常のWeb上でもとあるキーワードを使えば違法ファイルなどやはり山のように出てくることでしょう。同じことです。便利な道具をどう使うかは使うひと次第なのです。
参考までに。
Opera、P2Pファイル技術採用の見解表明「BitTorrentはFTPと同じ」
[編集] p2pといえば情報流出だけど、大丈夫なの?
大丈夫です。自分がBitTorrent機能を使ってダウンロードしたもの以外は他者に渡したりしない仕組みなので、変なウイルスに感染しない限りはありえません。
[編集] 変なウイルスとかに感染しない?
BitTorrentでダウンロードしたファイル自体にウイルスがついていて、それが勝手に情報を流すというのはありえます。が、そんなことはBitTorrent以外でも起こりえますのでまた別の問題です。
何度も書きますがWinnyと違うのはファイル配布者が特定できることです。それはつまり配布者に責任を問えるということです。
[編集] Operaというブラウザにはp2pというけしからん機能がついていると聞いた。排除したい。
もし貴方が会社などのセキュリティ担当でそう考えるのでしたら、少し待ってください。
ここまで読んでくださればわかるとおり、BitTorrentは.torrentファイルが無ければまったく使うことが出来ません。それにOpera以外にもBitTorrentを利用できるクライアントは大量にあります。
排除したいのはOperaではなくp2pであることと思います。ならば.torrentファイルをフィルタリングしてしまうほうが簡単で効果的です。Winnyなどよりシンプルに排除できます。
[編集] BitTorrentの設定はどうするの?
いまのところUIは実装されておらず、Opera6.iniに直接書く方式のようです。
TP2で設定機能が実装されたようです。詳しくはけうせらさんとこへ。
ポートチェック機能はステキだと思います。
またはopera:config#BitTorrent から設定することができます。
[BitTorrent] セクション
設定 | 意味 | デフォルト |
---|---|---|
Enable | BitTorrent機能を使う | 1 |
Warning Dialog | BitTorrentでダウンロードしようとしたとき、警告文を表示する | 1 |
Listen Port | 使うポート(このポートは外部から使えなければならない) | 18768 |
Bandwidth Restriction Mode | 速度の制御: 1 = アップロードは自動的に帯域制限し、ダウンロードは無制限, 2 = アップロードダウンロード共に下で定める値で帯域制限する | 1 |
Max Upload Rate | アップロード時の最大速度(単位: kB/s)。Bandwidth Restriction Modeで2を選択した場合のみ利用される。 | 0 |
Max Download Rate | ダウンロード時の最大速度(単位: kB/s)。Bandwidth Restriction Modeで2を選択した場合のみ利用される。 | 0 |
[編集] 利用するには?
ルーターやパーソナルファイヤーウォールを利用していない場合は特に意識せず使えると思います。
ルーターやパーソナルファイヤーウォール利用している環境だとOpera6.iniの[BitTorrent]セクションのListen Portで指定されたポート(デフォルトでは18768)を外部から接続できるようにしなければなりません。ご利用のルーター、PFWにより設定方法が違いますので各自調べてください。ウチにあるバッファローのルーターだと「アドレス変換設定」になります。
Googleで「自分のルーター機種名 ポート 開放」とかで検索するのがいいと思います。僕の場合だと「BHR-4RV ポート 開放」ですね。