operaスキーム
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operaスキームとは、Operaだけで使える独自スキームのこと。about:スキームのアドレスは全てopera:に置き換えて解釈される。about:operaに限ってはopera:aboutになる。
目次 |
[編集] 一覧
スキーム | 解説 |
---|---|
opera:about | "Opera について"のページを開くためのスキーム。 |
opera:account | 注意: このスキームはOperaの内部コマンドとして実装されている。 |
opera:/action/ | ダイアログのRichTextLabelで使用される。構文はopera:/button/と同じ。 |
opera:back | 戻る。12.00以降、opera:site-warningで使用されている。 |
opera:blank | 空白のページ(タブ)を開くためのスキーム。 |
opera:blanker | 不明 |
opera:bookmarks | ブックマークの管理が行える。Opera TVで使用できる。デスクトップ版ではOpera10.50 pre-alphaから10.50 Beta win3290まで実装されていた。 |
opera:/button/ | ボタンを追加するためのスキーム。例をアドレスバーに入力して使ってみるとわかる。 例: data:text/html;charset=utf-8,%3ca href='opera:/edit/Show popup menu, "Browser Menu Bar", , "name to menu"'%3ename to menu%3c/a%3e[1] |
opera:cache | Operaで表示したページのキャッシュを表示する。 |
opera:clickjackingblock | クリックジャッキングを防止するため、特定の状況でフレーム内に警告ページとして表示される。 例: data:text/html,<iframe width="100%" height="100%" src="http://twitter.com">[1] |
opera:config | Operaの、より詳細な設定を行うことが出来る。operaprefs.iniを可視化したもの。 参照: opera-config設定項目一覧 備考1: opera:config#セクション名|項目名で直接その項目を表示することが出来る。 備考2: opera:config#文字列で検索結果を表示する。 |
opera:cpu | タブごとのCPU負荷をモニターできる。 |
opera:crossdomainerror | クロスドメイン通信を行おうとした場合に警告ページとして表示される。 |
opera:crossnetworkwarning | ネットワークをまたいでページ移動を行おうとした場合に警告ページとして表示される。 例: javascript:window.open('http://127.0.0.1/');void 0; |
opera:debug | Operaでリモートでバッグをするためのスキーム。 参照1: Dragonfly でリモートデバッグ - Ashula.info 参照2: Remote debugging with Opera Dragonfly - Opera Developer Community |
opera:download | 注意: このスキームはOperaの内部コマンドとして実装されている。 |
opera:drives | HDD内部を閲覧することが出来る。file://localhost/と全く同じ。 注意: Windowsのみ使用可能。 |
opera:/edit/ | opera:/button/とほぼ同じ。 |
opera:feeds | フィードを管理・購読するためのURL。Opera TV及びOpera LabsのGogiで使用出来る。 |
opera:feed-id/all-subscribed | opera:feedsと同じ。opera:feed-id/*(*は数値)で特定の購読フィードを指定して開く事が出来る。Opera TV及びOpera LabsのGogiでのみ使用出来る。 |
opera:forcehtml | XMLパースエラーのページで、「HTMLドキュメントとして再解析する」リンクで使用される。12.00.1076以降、自動的にこの処理が実行されるようになったので、使用されなくなった。 例: data:application/xhtml+xml,foo</div>[1] |
opera:gpu | ページは存在するが内容は未実装。Opera12.00.1076で追加。 |
opera:help | Operaのヘルプページを開くためのスキーム。 |
opera:/help/ | Operaのヘルプページを開くためのスキーム。opera:helpと同義。しかし、こちらの場合はヘルプページのhtmlファイル名を続いて入力すると、そのページを表示する仕組みになっている。 例: opera:/help/widgets |
opera:history | 履歴を表示する。 |
opera:historysearch | 全文履歴検索をするためのスキーム。Opera9.5から使用可能。 |
opera:illegal-url-## | Operaで不正なURLが入力されたときに表示される。##は数字。Opera11以降、使われなくなった。 例: http://hoge:a |
opera:learn_more_touch | OperaMobileのみ。メニュー→ヘルプ→詳細 でこのページが開く。 |
opera:mail | 注意: このスキームはOperaの内部コマンドとして実装されている。 |
opera:memdebug | メモリ使用状況についての情報を表示。Opera9.5から実装。 |
opera:plugins | Operaで使用しているプラグインを一覧表示する。 |
opera:private | プライベートタブの最初のページのアドレス。Opera10.50から実装。 |
opera:proceed | 警告を無視する。12.00以降、opera:site-warningで使用されている。 |
opera:share-cookies | OperaExtensionの開発に使用される。 http://dev.opera.com/articles/view/cookie-sharing-in-opera-extensions/ |
opera:site-warning | フィッシング防止機能を有効にしている場合、フィッシングサイトに遭遇すると警告ページとして表示される。Opera10.61RC2以前はopera:fraud-warning。 例: Opera Desktop Team - Opera Backstage: Opera 9.1 will include Fraud Protection テストページ: http://blacklisted.opera.com/jalla/ |
opera:speeddial | Speed Dialを開くためのURL。プライベートタブの最初のページ(opera:private)で使用されている(ソースを見ると確認出来る)。 |
opera:style | Operaが生成するHTML内でOpera付属のCSSを参照する時に使われる。例えば画像を開くとopera:style/image.cssというURLでUser Prefs|Image Style Fileに設定されているファイルにアクセス出来るようになる。 |
opera:uniteadminwarning | 不明 |
opera:urlfilter | OperaExtensionの開発に使用される。 http://dev.opera.com/articles/view/site-blocking-with-operas-url-filter-api/ |
opera:webdatabases | Web SQL Databaseを管理するためのもの。Opera10.50から実装。 |
opera:webstorage | Web Storage (localStorage, sessionStorage)を管理するためのもの。Opera10.50から実装。 |
opera:widgets | ウィジェットを管理するためのURL。Opera LabsのGogiでのみ使用出来る。 |
opera:// | Operaのヘルプページを開くためのスキーム。opera:/help/と同義。 |
[編集] 番号URL
Opera内部で生成されるページのうち、特別なURLが定義されていないものには opera:0 から始まる番号のURLが使用され、内容が更新されるごとに数値が増えた新しいURLが発行される。以下に例を示す。
[編集] operaemailスキーム
- operaemail:/*/mail.html[5]
- メールを表示し(2ペインのタブでもよい)情報パネルを開き、一番上に表示されるアドレスを開くとoperaemail:/*/mail.html[5]というページが表示される。情報パネルから「ウェブアドレスに移動」するか、メールタブから新しいタブを開いてアドレスをコピーペーストする。
- opera:draft_*/*[5]
- 「草稿」のメールに対して上の項目と同じ手順を実行するとopera:draft_*/*[5]というページを開く事が出来る。