タブ
このページで言及するタブとは、 Opera の MDI における子ウィンドウ、または子ウィンドウを示すタブバー上のボタンのことです。
Opera では、子ウィンドウをタブで切り替えるインターフェイスを採用している。そのため、子ウィンドウのことを便宜的に「タブ」と呼んでいる。[1]
タブの一覧が表示されるツールバーをタブバーと呼びます。
目次 |
[編集] 操作
Opera のタブは、ドラッグ&ドロップで自由に移動させる事ができます。またタブの「閉じる」ボタンを押すと、タブ(子ウィンドウ)を閉じる事ができます。その他にも、デフォルトで以下のマウスジェスチャーとキーボードショートカットが用意されています。
[編集] ジェスチャーとショートカット
ジェスチャー | 動作 |
---|---|
右クリック + ↓ | 新規タブを表示する |
右クリック + ↓ + → | タブを閉じる |
右クリック + ↓ + ↑ | タブを複製する |
右クリック + ホイールを動かす | マウスホイールを手前に回すと現在表示しているタブの"右側のタブ"に、奥に回すと"左のタブ"に移動します。 |
キーボードショートカット | 動作 |
---|---|
Ctrl + T(または N ) | 新しいタブを表示 |
Ctrl + W | アクティブ(表示している)タブを閉じる |
Ctrl + Alt + W | 全てのタブを閉じる |
Ctrl + tab | 現在表示しているタブの"右側のタブ"に移動します。 |
Ctrl + Shift + Tab | 現在表示しているタブの"左側のタブ"に移動します。 |
Ctrl + Alt + Shift + N | 現在表示しているタブの複製を作る |
[編集] タブを作る
[編集] プライベートタブとプライベートウインドウ
ブラウズした痕跡を残さないタブ、ウインドウを作ります。タブバーのプラスアイコンを右クリックし、『新しいプライベートタブ』か『新しいプライベートウインドウ』を選んで下さい。
[編集] タブの複製
現在表示しているタブの履歴も含め、まったく同じもの(タブ)を作れます。複製したいタブを右クリックして、『タブの複製』を選んで下さい。キーボードショートカットも用意されています。なおテクストエリア等に入力した内容は、複製されません。
[編集] タブの復元
閉じたタブを開き直します。タブバーの右端にあるアイコンは今迄に閉じた中から選んだタブかウインドウを、Ctrl(Command)+Shift+Tは最近に閉じたタブを復元します。
[編集] タブを他のウインドウへ移す
タブは他のウインドウにも下記の方法で移せます。
- 移動したいタブを移動させたいウインドウの"タブバー"にドラッグ&ドロップ。
- ウインドウパネルで、移動したいタブを移動させたいウインドウにドラッグ&ドロップ。
[編集] タブスタッキング
タブを纏められます。タブを別のタブに重ねるとスタックが出来て縁取られます。又別のタブを重ねるとそれも加えられます。「タブを展開」ボタンをクリックすれば纏められたタブが展開します。
[編集] タブを固定
タブの操作時に誤ってタブを閉じてしまわないように、特定のタブを閉じられなくします。閉じたくないタブを右クリックして、『タブを固定』にチェックを入れて下さい。タブバーではファビコンしか映さなくなり、コンテクストメニューでは『閉じる』を選べなくなります。なお固定していても、そのタブがあるウインドウ自体を閉じた場合は、消えてしまいます。
[編集] タブをしまう
マウスジェスチャーで下右と動かせばアクティブなタブの中身を隠せます。
[編集] 設定
タブおよびタブが表示されるツールバー(タブバー)の設定は、おもに設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"で行います。設定できる項目は、下記の通りです。
[編集] タブの切り替え
タブを切り替える順序は、設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"で行います。設定できる項目は、下記の通りです。
- タブを切り替える順序
- この項目に設定出来る内容は以下の通り。
- タブの使用順に切り替える
- タブの表示位置順に切り替える
- 一覧を表示しない
- タブをキーボードショートカットやマウスジェスチャーを実行する時に表示されるタブの一覧ウインドウを表示しないようにします。タブの切り替え順序は、表示位置順です。
- タブの切り替え順にサムネイルを表示
- この項目にチェックを入れると、タブの一覧ウインドウを表示した際、選択しているページのサムネイル画像が表示されます。
[編集] タブを閉じる
タブを閉じる作業に関する設定は、設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"で行います。設定できる項目は、下記の通りです。
- タブを閉じる時
- アクティブな(現在表示している)タブを閉じた時の動作を設定します。指定出来る設定は以下の通り。
- 最後のアクティブなタブをアクティブにする
- タブを閉じると、閉じたタブを表示する直前に見ていたタブ(ページ)を表示します。
- 次のタブをアクティブにする
- タブを閉じると、閉じたタブの右側にあるタブを表示します。
- 現在のタブから開かれた最初のタブをアクティブにする
- タブを閉じると、閉じたタブから開かれた最初のタブを表示します。
[編集] 「閉じる」ボタンの表示・非表示
「閉じる」ボタンの表示・非表示の設定は、設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"の『追加のタブオプション』で行います。追加のタブオプションの『タブに「閉じる」ボタンを表示』にチェックを入れると、「閉じる」ボタンが表示されます。逆にチェックを外すと、非表示にできます。
[編集] ダブルクリックでタブを閉じる
ダブルクリックでタブを閉じるには、"Opera > 設定 > 詳細設定 > タブ"の『追加のタブオプション』の『ダブルクリックでタブを閉じる』にチェックを入れます。
[編集] 新しいタブ
- タブの代わりにウィンドウを開く
- 「タブを開く」アクションが実行された時、タブではなくウィンドウが開きます。設定ダイアログの詳細設定>タブの『追加のタブオプション』にあります。
- 新しいタブをアクティブなタブの隣に開く
- 設定ダイアログの詳細設定>タブにあります。
[編集] サムネイル
タブに関するサムネイル表示の設定項目は、以下の通りです。
[編集] タブの切り替え時のサムネイル
タブの切り替え時に表示されるタブの一覧ポップアップにサムネイルを表示するには、設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"の『タブの切り替え順にサムネイルを表示』にチェックを入れます。
[編集] マウスオーバー時のサムネイル
タブをマウスオーバーした時にそのタブに読み込まれているページのサムネイルを表示するには、設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"の『マウスオーバーしたタブのサムネイルを表示』にチェックを入れます。
[編集] ビジュアルタブ
ビジュアルタブは、タブバーのタブに"ページのサムネイル画像"を加える機能です。Opera 10.0から搭載されました。サムネイルを表示する方法は、ビジュアルタブを有効に設定した後、タブバー下に表示される線をドラッグします。表示されるサムネイルの大きさは、この線のドラッグである程度調節できます。
ビジュアルタブを有効にするには、以下の方法があります。
- 設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"の『タブにサムネイルを表示する』にチェックを入れる。
- 外観の設定ダイアログの"ツールバー"で『タブにサムネイルを表示する』にチェックを入れる[2]。
- タブバーを右クリックし、"カスタマイズ"で『タブにサムネイルを表示する』をクリック。
[編集] その他の設定
上記以外にも、タブに関して以下の設定項目があります。
- 現在のタブを再使用する
- 設定ダイアログの"詳細設定 > タブ"にある『現在のタブを再使用する』にチェックを入れると、ブックマークなどからページを開く時に、新しいタブを開かずに現在表示しているタブ内に開きます。逆にチェックを外すと、常に新しいタブで開きます。
- リンク先となるタブを作成
- あるページ内のリンクを常に別の特定のタブで開きたい時、元となるページ(リンクが設置されているページ)のタブを右クリックし、『リンク先となるタブを作成』を選択します。すると、元となるページのリンクをクリックした時、常にリンク先として作成されたタブで表示されます。[3]
[編集] タブバーの設定
タブバーの設定は、おもに外観の設定ダイアログの「ツールバー」タブで行います。設定できる項目や設定方法は、他のツールバーとほぼ同じです。
なお『必要な時だけ表示する』にチェックを入れていると、タブが1つしかない状態の時、タブバーが表示されなくなります。またタブバーの配置は、タブバーのコンテクストメニュー(『タブバーの位置』)でも設定できます。
[編集] その他
- Opera のアクションや設定ファイルでは、 "page" がタブのことを指しており、 "tab" は設定ダイアログ等のタブの事を指しています。
- WEBページ上のリンクやアドレス表示・入力ボックス内のファビコンをタブバーにドラッグ&ドロップすると、新規タブでそのページが開きます。