別プロファイルで起動したい

提供: Opera Wiki
移動: 案内, 検索

Opera を別プロファイルから起動する方法について説明します。Opera11以降はスタンドアロンインストールでクリーンなプロファイルを簡単に使用できます。一時的なテスト目的ならスタンドアロンインストールの使用を推奨します。

Opera の設定フォルダ (プロファイルフォルダ) の場所は Windows XP 、 Vista 、 Linux 、 Mac OS X によって違います。どの場合も opera:about から確認できます。下の画像は Mac OS X の場合の一例です。

プロファイルフォルダの場所の例

ここでは、普段使っているプロファイルを残したまま、別のプロファイルで Opera を起動する方法を紹介します。

目次

[編集] 12.00以降

12.00.1076以降であれば、すべてのプラットフォームにおいて -pd オプションでプロファイルを指定できます。 [1] [2]

[編集] Windows

C:\Program Files\Opera\opera.exe -pd D:\Opera

[編集] Mac

/Applications/Opera.app/Contents/MacOS/Opera -pd ~/opera

[編集] Linux

opera -pd ~/.opera2

[編集] 11.6x以前

[編集] Windowsの場合

D:\opera というフォルダを設定フォルダとして使う場合を説明します。

  • デスクトップやスタートメニューにある赤い O のアイコンは、Opera を開くショートカットになっています。
  • このアイコンを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
  • 次に、出てきた小さなウィンドウで「ショートカット」というタブを選択します。
  • 「リンク先」というところに、"C:\Program Files\Opera\opera.exe" と書いてあると思います。(C:\Program Files\Opera\ の部分は Opera の本体がある場所で、もしかしたら環境によって違うかもしれません)
  • それを "C:\Program Files\Opera\opera.exe" /Settings "D:\opera" と書き換え、保存します。
  • 次にこのアイコンをダブルクリックすると、D:\opera を設定フォルダとして使うことになります。

Opera を別プロファイルから起動 - A blog? with Σαιτω の画像も参考にしてください。

ショートカットのアイコンは後で編集しなおせば元どおりになります。もし仮の設定フォルダを一時的にしか使わないなら、ショートカットをコピーしておいてから上記のことをするのが良いでしょう。(あとですぐ消せるように)

[編集] Mac OS X の場合

Mac OS X の場合、設定ファイル等は次の3箇所にあります。(「~」というのは自分のホームフォルダ「/Users/ユーザー名」のことです。)

~/Library/Preferences/Opera Preferences/
~/Library/Caches/Opera/
~/Library/Application Support/Opera/

それぞれ役割が違いますが、普通「設定フォルダ」と言えば ~/Library/Preferences/Opera Preferences/ のみを指します。

別のプロファイルで開くには「ターミナル.app」を使う必要があります。Opera.app が /Applications/ フォルダの中にあるなら、ターミナルに

/Applications/Opera.app/Contents/MacOS/Opera -personaldir my

と入力します。すると、新しい Opera が開き、

~/Library/Preferences/Opera Preferences my/
~/Library/Caches/Opera my/
~/Library/Application Support/Opera my/

の3箇所に設定ファイル等が保存されます。普通に Opera をアイコンから開いたら、この設定フォルダは使われません。


[編集] Linux の場合

Linux の場合は設定ディレクトリは

~/.opera

の一つのみです。ターミナルに

opera -personaldir ~/.opera2

と入力すると、

~/.opera2

を設定フォルダとして Opera が開きます。


[編集] 疑似プライベートモード

以上のことを利用して、「疑似プライベートモード」(常に新しい設定で Opera を開き、終了と同時に設定も消す) を作ってみます。


[編集] Windowsの場合

Windows の場合は、以下のテキストをメモ帳などで保存して、opera.cmd や opera.bat というファイル名で保存します。

@echo off
set operadir=%TEMP%\%RANDOM%
mkdir %operadir%

echo [User prefs] > %operadir%\opera6.ini
echo Title=Opera Private mode >> %operadir%\opera6.ini
echo Opera Directory=%operadir% >> %operadir%\opera6.ini
echo Opera Local Directory=%operadir% >> %operadir%\opera6.ini
echo [State] >> %operadir%\opera6.ini
echo Accept Licence=1 >> %operadir%\opera6.ini

start "Opera Private mode" /wait "C:\Program Files\Opera\opera.exe" /Settings %operadir%\opera6.ini

rmdir /s /q %operadir%

起動するときはそのファイルをダブルクリックすればいいはずです。


[編集] Mac OS Xの場合

Mac OS X の場合は、まず以下のテキストを (例えば) opera-private.sh という名前で保存して、

#!/bin/bash
umask 0077
export dir="$HOME/Library/Preferences/Opera Preferences private"
mkdir -p "$dir"
echo -e "[User prefs]\nTitle=Opera Private mode" > "$dir/Opera 9 Preferences"
/Applications/Opera.app/Contents/MacOS/Opera -personaldir private 2> /dev/null
rm -rf "$dir"
rm -rf "$HOME/Library/Caches/Opera private/"
rm -rf "$HOME/Library/Application Support/Opera private/"

ターミナルで保存したフォルダに移動し、

chmod 700 opera-private.sh

とします。

面倒なので、すぐに使える形式にしてくれた方がいます。http://edvakf.googlepages.com/OperaPrivateMode.app.zip からダウンロードできます。


[編集] Linuxの場合

Opera Private mode - By toman (英語) でスクリプトが配布されています。スクリプトの中身はこのようになっています。

export operapdir=opera-`cat /dev/urandom | tr -dc "a-zA-Z0-9" | fold -w 10 | head -n 1`
umask 0077
mkdir /tmp/$operapdir
echo -e "[User prefs]\nTitle=Opera Private mode\nHas Shown KDE Shortcut Message=1\n\n[State]\nAccept License=1" > /tmp/$operapdir/opera6.ini
opera -pd /tmp/$operapdir
rm -r /tmp/$operapdir

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール