表示領域絶対主義
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[編集] 概要
表示領域絶対主義とは、ウェブページが表示されている領域(表示領域)の面積の最大化を目指す思想や方法論の事。
[編集] ツールバー
ツールバーは原則的に非表示にするべきである。 ワイドディスプレイにおいては特に、横向きに表示される(高さを占有する)ツールバーが優先的に排除される場合が多い。 原理主義においては一切のツールバーが否定される。
[編集] タブバー
タブバーは原則的には非表示にするべきである。高さのみを節約するため、縦表示にする派閥が存在する。 表示領域絶対主義とは関係なく、タブを大量に(数十から数百枚)開くためタブバーによる管理が難しいという理由で非表示にする派閥も存在する。 また、ウィンドウパネルで代用する事ができる。 ウィンドウパネルは検索や複数選択による一括処理などの機能を備えているため、場合によってはタブバーより有用である。
Opera12.00以降ではスキンに代わりテーマが導入されたので、タブバーを表示した上で表示領域主義のテーマを適用することにより、タブバーを非表示にするよりも表示領域が増える場合がある。 ただし、公開されているテーマの中で表示領域主義のテーマは確認できていないのでテーマを自作しなくてはならない。
タブバーを表示する場合、 opera:config#Chrome Integration Drag Area 及び opera:config#Chrome Integration Drag Area Maximized を 0 に設定することが望ましい。
タブバーを消した上でタブを切り替えるにはCtrl+ホイールやCtrl+Tabなどのショートカットキーを用いる(シングルキーショートカットを有効にしている場合、1や2でも切り替えられる)。
[編集] なんとかバー問題
Linux/FreeBSD版において、タブバーを完全に非表示にするとなんとかバーと呼ばれるツールバーが出現する[1]。 なんとかバーは以下のアクションで一時的に非表示にする事ができる。
Customize Toolbars & Set alignment, "Pagebar", 2 & Set window decoration & Set window decoration & Cancel
ウィンドウの最大化、最小化やフルスクリーン切り替えなどのタイミングで再び現れるため、根本的な対処はOpera単体では不可能。
[編集] アドレスバー
アドレスバー(アドレスフィールド)を非表示にする事はセキュリティの観点から好ましくないとされており、賛否が分かれる。 12.10以降であれば、opera:config#Show Address In Caption を有効にする事でタイトルバーにアドレスを表示できる(ただしSSLの状態が分からないので、セキュリティの問題は回避されない)。 アドレスフィールドをパネルヘッダに配置する事で占有面積の縮小を図ったり、ドメインバーに変更して高さを節約する妥協案が存在する。
アドレスバーを消した状態でアドレスを直接入力したり検索したりするには、F2キー(Go to pageアクション)を用いる。
[編集] ステータスバー
通常は非表示にするべきである。 #アドレスバーと同様に、ステータスバーもセキュリティの観点から非表示にする事は好ましくないとされる場合がある(リンク先URLを確認出来ないため)。 Popup statusbarなどのエクステンションで代用する方法がある。 ステータスフィールドをパネルヘッダに配置する事で面積を節約するアプローチもある。
[編集] スクロールバー
スクロールバーはopera:config#Show ScrollBarsをオフにする事で非表示にできる。 スクロールバーを消してしまったら、もはや後戻りは出来ない。 Slim ScrollBarや modern scrollなどのエクステンションで代用する方法がある。
[編集] パネル
パネルはそもそも表示を切り替えながら使用するものである事から、必要な時だけ表示する使い方にそれほど無理がない事に加え、 縦方向に面積を占有しない事から、穏健派やワイドディスプレイユーザーにおいては認められる場合がある。
[編集] フルスクリーン
汎用機として大事な何かを失う恐れがある。