プラグイン
Opera のプラグインの仕様は Mozilla 互換となっており、 Mozilla(Firefox) 用のプラグインが流用出来ます。ただし、完全な互換性はなく、中には動作しない物もあります。
Opera は後に記述するプラグインフォルダにあるプラグインファイルを自動的に認識します。必要なプラグインファイルはプラグインフォルダにコピーしてください。
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[編集] プラグインフォルダ
Opera が認識しているプラグインフォルダのパスは、 Opera についてで確認出来ます。
規定のプラグインフォルダは、 Opera のインストールフォルダ直下にある「program」フォルダ内の、「plugins」フォルダです。
Opera8 以降のバージョンでは、 Mozilla Firefox がインストールされている場合、 Mozilla Firefox の「plugins」フォルダも参照します。[1][2]
プラグインフォルダのパスは、設定フォルダにある opera6.ini 及びインストールフォルダにある OperaDef6.ini に以下のように記述されています。[3][4]
[User Prefs] Plugin Path=C:\Program Files\Opera\program\plugins;C:\Program Files\Opera\plugins;
[編集] インストールされているプラグインの確認
Opera が認識しているプラグインの詳細は以下のいずれかの方法で確認出来ます。
- 【メニューバー】-《ツール》-《詳細ツール》-《プラグイン》
- アドレスバーに opera:plugins と入力して直接アクセス
[編集] 同梱されているプラグイン
Opera のインストール時に同時にインストールされるプラグインもありますが、多くはありません。
開発版 (Preview / Beta) の場合、レジストリにプラグインのインストールパス等が登録されないため、プラグインのインストールは自動では出来ません。
Opera 9.0 Technology Preview 1 のみには「PlugDef.dll」 (デフォルトプラグイン) が同梱されていましたが、それ以降は同梱されていないので、もし「plugins」フォルダに残っている場合は削除しておいて下さい。
[編集] 動作するプラグイン
Opera では以下の Mozilla 互換プラグインが動作します。各プラグインの導入方法や利用法はリンク先を参照してください。
- Java ランタイム環境
- Shockwave Flash(Adobe Flash Player/Macromedia Flash Player)
- Adobe Shockwave for Director(Adobe Shockwave Player)
- Adobe Acrobat プラグイン
- Adobe SVG Viewer プラグイン
- Macromedia Authorware Web Player
- Windows Media Player Plug-in
- QuickTime Plug-in
- Silverlight Plug-In
- MatrixEngine
[編集] 動作しないプラグイン
Opera では以下の Mozilla 互換プラグインは動作しません。
- Google Earth Plugin
[編集] インストール位置によっては動作する可能性のあるプラグイン
以下のプラグインは Opera のインストールフォルダ直下に、「Plugins」フォルダを作成し、そこにコピーすることで動作します。
- JS文書ビューア - NPJSVIEW.dll
上記プラグインを OPERA に認識させるには、OPERA のインストールフォルダ直下にある「OperaDef6.ini」へ以下のようににパスを追加します。
[User Prefs] Plugin Path=C:\Program Files\Opera\program\plugins;C:\Program Files\Opera\plugins;
[編集] Spybot-S&D の「Opera immunity - 免疫」機能で "問題のあるプラグインを遮断する"
Spybot-S&D の「Opera immunity - 免疫」とは、OPERA で問題が発生する可能性のあるプラグインを「plugin-ignore.ini」に追加して遮断する機能です。 以下は、Spybot-S&D の日本語版 Help に記載されている「Opera immunity - 免疫」の説明文です。
Opera immunity(免疫)
このリストはオペラの全てのプロフィールと Spybot-S&D により問題があるプラグインとして遮断される物を、各プロフィールごとに表示します。保護機能を有効にする為には各プロフィールの前のチェックボックスにチェックを入れて下さい。保護機能を無効にする場合にはチェックボックスのチェックを外して下さい。
現在、数は多くありませんが Opera 用として機能するプラグインがあります。しかし、その内のいくつかはインストールした場合に Opera をクラッシュさせる可能性があります。また、 Opera 用の ActiveX をサポートする サードパーティ製のベータ ソフトウェアも存在します。ですから将来行なわれるかも知れないスパイウェアによる悪意のある行為に対する備えとして、この機能を使用して下さい。
Spybot-S&D の「Opera immunity - 免疫」機能を利用するには、↓の作業が必要です。
- OPERA のインストールディレクトリ直下に、「Opera6.ini」という名前で 0 バイトのファイルを作成します。
- Spybot-S&D の「Immunize - 免疫」の最下部に、「Opera immunity - 免疫」という項目が現れるのを確認します。
- ↑にチェックボックスが現れているので、チェックすれば完了です。
- 「プロフィール」欄には、ログインユーザー名が表示されていますが、アカウント毎に免疫化する必要はありません。
- 「バージョン」欄には、認識された「Opera.exe」のファイルバージョンが表示されています。
- OPERA 6 / OPERA 7 / OPERA 8 ~ OPERA 9 / OPERA 9.0 Beta (Weekly Build の一部含む) を共存させている場合、チェックボックスは複数表示されます。
- OPERA 8 ~ OPERA 9 を複数インストールしている場合、最後にインストールしたバージョン or Build が表示されます。
- チェックを付けたバージョンの「Opera.exe」と同じディレクトリ内にある「plugin-ignore.ini」に、"遮断されたプラグイン" が追記されます。
- OPERA 8 ~ 9 の場合、OPERA のインストールを行ったアカウント以外では OPERA を認識しませんが、↓の方法で認識させる事が出来ます。
- 「ファイル名を指定して実行]」→「名前」欄に「regedit」と記入→「OK」で「レジストリエディタ」を起動して、↓のキーを開きます。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Opera Software
- 右ペイン上で右クリック→「新規」→「文字列値」で、「Last Directory3」という値を作成し「値のデータ」欄に、OPERA のインストールディレクトリのパスを記入します。
- 「レジストリエディタ」を終了させます。
↓を「メモ帳」にコピペしたものを「登録エントリ」 (.reg) で保存し、OPERA を認識させたいアカウントでログイン→右クリック→「結合」でも OK です。
[編集] Last Directory3 (OPERA 8 ~ OPERA 9 用)
REGEDIT4 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Opera Software] "Last Directory3"="C:\\Program Files\\Opera"
※Spybot-S&D は、「Last Directory3」に書き込まれたパスを読み込んでいるので、ここのデータ (パス) を変更すれば "最後にインストールしたバージョン" 以外でも認識させれます。
[編集] Last Beta Directory (OPERA 9.0 Beta 用)
REGEDIT4 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Opera Software] "Last Beta Directory"="C:\\Program Files\\Opera 9 Beta"
※「Last Beta Directory」という値は、OPERA 9.0 Beta 1 ~ 2、OPERA 9.0 Build 8348 ~ Build 8460 (MSI インストーラー版)、OPERA 9.0 Build 8348 ~ Build 8496 (クラシックインストーラー版) で作成されますが、Spybot-S&D はここのデータ (パス) も読み込みます。
[編集] Last Directory2 (OEPRA 7 用)
REGEDIT4 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Opera Software] "Last Directory2"="C:\\Program Files\\Opera7"
[編集] Last Directory (OPERA 6 用)
REGEDIT4 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Opera Software] "Last Directory"="C:\\Program Files\\Opera"
- OPERA のインストールディレクトリのパスは、適宜環境に合わせて修正して下さい。
- パスを修正する際、"区切り部分" が通常の "¥" (半角) では無く、"¥¥" (半角) なので注意して下さい。
「Last Directory3」の値を使用する現行バージョンの OPERA を複数インストールしている場合でも、「Last Directory」 or 「Last Directory2」 or 「Last Beta Directory」の値を作成してデータ (パス) を記入すれば、Spybot-S&D に複数の OPERA を認識させる事が出来ます。
- OPERA 7.23 Build 3227 / OPERA 8.54 Build 7730 / OPERA 9.01 Build 8552 と Spybot-S&D 1.4.0.3 で確認。
[編集] プラグインの更新を確認する
上記サイトで確認できます。アクセスしてみましょう。
[編集] 脚注
- ↑ Opera が参照する Mozilla Firefox のプラグインフォルダは、最も最近インストールしたバージョンだけです。
- ↑ Mozilla Firefox でも、ブランド名が変更されたバージョン (1.8 branch = "Bon Echo" / trunk = "Minefield" or "Deer Park Alpha 2") のプラグインフォルダは参照しません。
- ↑ Mozilla Firefox がインストールされている場合、Mozilla Firefox の「plugins」フォルダのパスも記入されています。
- ↑ Mozilla Firefox のプラグインフォルダを参照させたくない場合は、これらの項目からそのパスを削除します。